2024/9/23│【新代表に野田佳彦元総理が選出】

7日からスタートした立憲民主党代表選、18日には新橋SL広場での四候補の街頭演説会、その後の第一ホテル東京での討論会、21日には新宿駅東南口での野田候補による街頭演説会に参加しました。
今回は党員・パートナーによる内部の選挙ですので、私が誰推しなのかは、私を通じて入党してくださった方に個別にお伝えし、あまりオープンにしてはおりませんでしたが、私が今回推していた野田候補は本日無事当選し、代表就任の運びとなりました。
代表選に出馬された四候補はどなたも基本的には素晴らしい方です。ですが敢えてなぜ野田候補を推したのか、それは多くの皆さんがなぜ野田候補を選出したのかということとも比較的一致しているのではと僭越ながら思いますので、ここで申し述べます。
泉候補は代表職を無難に務められたと思います。逆に言えば無難すぎて、大きな得点がなかったとも言えます。若い泉さんを支える側が、泉さんのやりたいことをさせてあげられなかったという部分もあるのかもしれませんが、代表としての活躍が期待されている中、今一つな感じは否めませんでした。
吉田候補は立憲都連の仲間でもありますし、生活者目線に立った訴え等、心に響くものがありました。ですが、討論会での質疑などをお聞きしていても、さすがに代表就任は一期生の吉田候補にはまだ厳しいかと感じました。
枝野候補は政策やお人柄等、何の申し分もありませんが、一つだけ。今じゃないのではとの思いが払拭されませんでした。2021年の総選挙での敗北の責任をとられ、代表を辞めた方が泉さんを挟んでまたというのはちょっと早いかなと。「政治とは時間の関数である」というのは枝野候補の座右の銘ですが、時間軸的にまだ今ではないのではというのが私の印象でした。
最後、野田候補の最大のネックは首相時代、消費増税を強行し、民主党は分裂。民主党政権を崩壊させたことです。このことは新宿にて野田候補が街頭演説中に野田候補のチラシを配布していた際にも一般の方から非難されました。私自身、少なくともあのタイミングでの消費増税は失敗だと思っています。ですがあれから10年以上が経過しました。いつまでも過去の失敗を非難し、復活を許すなというのは違うと思います。討論会をお聞きしていても、首相経験者から発せられる言葉には、さすがと感じさせるものがありました。自民党総裁には経験不足が指摘される小泉氏の選出が予想される中、自民党としっかりと対峙し、政権交代の可能性を最も感じさせてくれるのは野田候補でした。
野田新代表は当選後、「挙党体制で政権を取りに行こう」と述べました。解散風が吹き荒れる中、野田新代表には党を絶対に分裂させず、自民党と対峙する挙党体制を築いていただくことを望む次第です。